日経平均株価
33234.14円 +40.15円
6月29日の日経平均株価は、前日終値比40円15銭高の3万3234円14銭で終わりました。
出来高は概算で16億8600万株でした。半導体関連銘柄が買われたことが株価を押し上げました。
上昇要因
- 金融不安の後退:欧米の金融不安がいくぶん後退したことで、金融関連の銘柄などが買われました。
- 好調な企業決算:経済活動の正常化や円安の効果で業績を伸ばす企業が相次いだことで、卸売や空運、陸運などの銘柄に買い注文が目立ちました。
- 東証の改善要請:東京証券取引所が市場での評価が低い企業に改善を促したことで、企業の改革への期待が高まりました。
- 自社株買い:企業が自社の株式を買い戻すことで、株価を押し上げる効果があります。5月に入ってからは自社株買いの発表額が過去最大となりました。
- 金融緩和継続姿勢:日銀の植田総裁が金融緩和を継続する姿勢を示したことが、投資家の安心感につながりました。
このほかにも、ウォーレン・バフェット氏など海外の投資家が日本株に積極的に投資する姿勢を示したことや、日本経済の成長見通しが高まったことなども株価上昇に寄与していると考えられます。
株価見通し
- 日経平均株価は年度内に3万8000円に達する可能性もある:市場のプロ11人の意見は、来年3月末までの高値は3万1500円から3万8000円と大きな幅が生じた。日本経済の成長力向上や海外投資家の買い意欲が株価を押し上げるという見方がある。
- 日経平均株価は2万6000円を割り込まずに上昇する見通し:2020年3月のコロナ・ショックで急落した日経平均株価はその後に急回復して上昇トレンドに転換し、2021年2月には3万円を突破した。今後1年間は2万6000円を割り込むことなく上昇する見通しである。
- 日経平均株価は米国経済失速懸念で前半に調整する場面があるが、その後は上値を試すと予想する:日経平均株価は米国経済失速懸念で前半に調整する場面があるが、その後は好調な内需や業績の回復期待で上値を試すと予想する。日経平均株価の予想レンジは2万6,500円から3万2,000円である。
以上のように、株価の今後の見通しは様々ですが、いずれも日本株に対する期待感が高まっていることが伺えます。ただし、海外経済のリスク要因や新型コロナウイルスの感染状況などにも注意が必要です。
投資判断は自己責任でお願い致します。
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